着物のたたみ方-夜具だたみ/やぐだたみ

着物のたたみ方・夜着だたみ(別名:大名だたみ)
夜着だたみは大きくたたむので、しわがつきにくくなります。
着付け前や着物を準備しておく場合など、一時的な目的で用いられます。
留袖などに使いますが通常はあまり使いません。

着物のたたみ方-夜具だたみ/
着物を広げ、衿肩明きを左にします。

着物のたたみ方-夜具だたみ/
衿を内側に折り込み、脇の縫い目で右、左の順番でたたみます。

着物のたたみ方-夜具だたみ/
袖付けの縫い目で右袖、左袖の順に折ります。両袖が身頃の上にきます。
この時、紋や箔、刺繍がある場合は薄紙や和紙、紋紙などを当てて下さい。


着物のたたみ方-夜具だたみ/
裾を肩山にあわせ、半分に折りたたみます。
この時紋や箔、刺繍がある場合は後ろ身頃の柄にも薄紙や和紙を当ててください。


着物のたたみ方-夜具だたみ/
さらに丈を半分に折ります。
この時芯になるもの(芯棒など)を間にはさむと身頃のたたみしわが出来にくいです。
着物に汚れがつかないよう芯に印刷があるもの等は避けて下さい。

着物のたたみ方-夜具だたみ/
完成です。

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京都きもの工房
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