大きい人の着物の仕立パターン

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京都きもの工房では「様々な寸法をオーダー仕立」という事を
テーマに掲げています。

大きな寸法では大きく分けて2タイプ

  • 身長が高く手足の長いトールサイズタイプと

  • 身幅が広い(胴回りが大きい)ふっくらタイプの人が居ます。


普通寸法より大きい人に対し生地巾が広い事が必要なのは
トールサイズタイプでは袖巾がより広い事が必要で、
ふっくらタイプでは身巾(前巾・後巾・おくみ・上前)が
大きくなるからです。
(最大縫い巾を考える時、基準になるのは
縫い代が最低でも5分(約2cm)必要と言われるので
生地を買って仕立てる場合、巾を見る時に参考になさって下さい。
最大の裄丈を出す場合、生地が40cm巾の場合は
{生地巾40cm-(1か所の縫代2cm×2=4cm)=36cm}×2(肩幅の2分の1と袖巾)
が最大の裄丈になります。
尚、腕が長く、身巾が細い人=トールサイズほど
袖巾と肩幅の半分の差が大きくなります。)

身長が だから 袖丈が と決められるわけではなく
ただ、個々の体型や好みや使用目的、手持ちの着物や羽織、襦袢によって異なります。

弊社は袖巾
羽織・・・+0.5cm > 着物 > 襦袢・・・-0.5cm
としています。
(最近は最近は標準より袖巾が広い、袖の長さが長い傾向になります)

着物の部位の名前kimono-bui-meisyou2-1.gif

以上の事から、反物を購入する場合は、
背の高いタイプの方は特に長尺、広幅をお選びください。

この項目の関連:
大きい寸法用 着物の着尺・胴裏等裏地など
サイズ表

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